荒野でダークピカチーとの決戦が終わったあと、正男は再び車を動かし、ミウセカンドがいる火山に向かって走り出している。
助手席に座っているダークピカチーと共に…
正男「…考えが変わったか?」
運転席から隣を見る正男
先ほどの決戦で空から飛び込み参戦してきた存在…、ダークピカチーが、腕を組んで座っていた。
ダークピカチーは前を向いたまま、低い声で答えた。
ダークピカチー「何度も言わせるなよ、正男。 俺には責任と義理があるからな」
正男はハンドルを強く握りしめる。 これでも引き下がる気は全くないようだ。
正男「ミウセカンドは一度倒した…。
だが、あの時は死ぬかもしれねぇ闘いだった。 二度目はどう仕掛けてくるか分からん。
俺の想像を遥かに超えるかもしない」
ダークピカチーはわずかに口角を上げた。
ダークピカチー「そう言いながらアクセル全開か?」
正男「全く、怖い物知らずだな」
軽口に呆れながらも正男は無アクセルを踏み込み、火山へと続く山道へ入っていった。
~ 火山 ~
火山は、夜と昼の境目に立っていた。
赤黒く隆起した岩肌の向こうに、薄く欠けた月が見え、その下で地表が不気味に赤く脈打っている。
車を降りると、熱を帯びた風が二人の頬を撫でた。
ダークピカチー「決戦場なのに良い月日が出ているじゃねぇか」
正男「嵐の前の静けさを物語っていそうだな。 じゃあ行くか、うっかりマグマに落ちんなよ」
二人は視線を交わし、同時に一歩踏み出す。
…その瞬間だった。
ドドドドドッ!!
空から、無数の技が雨のように降り注いだ。
正男「伏せろッ!」
ダークピカチー「おぉやべぇっ!!」
正男が叫ぶより早く、車体に着弾。
次の瞬間、爆炎が夜を引き裂いた。
轟音と共に、借りていた車は無残にも吹き飛び、黒煙を上げながら横倒しになる。
ダークピカチー「おいおいっ、帰りの足が吹っ飛んじまった」
砂埃が落ち着いたあと、正男は頭を掻きながら溜息をついた。
正男「トレーナー仲間から借りた車が…。 これじゃあ弁償確定だな……やれやれ、どうすればいいものか」
ダークピカチーは前に目を向けたまま、低く唸る。
正男「だが、嘆いている場合じゃない」
二人の前方、溶岩の裂け目や岩陰から、次々と姿を現す影。
センクウザやカイオール、グラーダなど伝説にしか記されていない、存在そのものが異質なペットモンたち。
ダークピカチー「……数多の、伝説級ってやつか。 どでけぇ歓迎ムードだな」」
正男「一気に突き進むぞ!」
火山の鼓動が、二人の足元で脈打つ。
迫り来る敵意の中、正男とダークピカチーは並び立った。
ミウセカンドと決着をつけ、ペットモンの騒動を終わらす為に…
■ 火柱
熱く煮えたぎった溶岩から一定時間に噴出す火柱に注意せよ。 ステージによってはまれに妙なところから噴出す火柱もあるぞ
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