ザトシ「ぐおおおっ!」
正男はザトシに腹パンをした。
ザトシ「その程度で俺がくたばると思っているのか?」
正男「とことん打ち込むか」
バンバンバンバンバンバンバンバン!
ザトシ「ふんぐううううううっ!!」
連続腹パンを喰らうが余裕を見せるザトシ。
ザトシ「なんだぁ? お前のパンチはクッションみたいなものだぜぇぇ・・・・・・・」 バタッ
余裕を台詞を吐いた束の間、気を失った。
冒険をする男と退治をする男、どちらか強いかは明白だった
体力自慢のザトシの前に技と戦闘経験豊富の正男に敗れ去ったのである。
ズドォーーンッ!
地上から轟音が響く。
正男「何だっ…? 外からか?」
姫の安否を気になった正男、倒れたザトシをすっぽかして城の内部へ向かって行った。
正男「姫ええぇぇっ!」
お姫様「正男っ!」
姫のいる最上階に辿り着いた正男。
姫は空中に浮く半透明の球体の中に閉じ込められていた。
このような光景に正男はこのような事が出来る者の顔が浮かび、不安がこもる。
正男「まさか…、これが出来るのは」
???「その通りだよ」
壊れた城壁の穴の外、その上から舞い降りて来たのは…
ミュウセカンド。
かつて、最強のペットモンかつペットモン騒乱の主導者で正男にとって一度死闘を繰り広げたペットモンである。
ミュウセカンド「久しぶりだな、正男よ」
正男「どうしてこんな事を…?」
ミュウセカンド「決まっているだろう。
お前の話し合いで穏便になってからも、人類が我らの対する仕打ちに根を持っていた。
ペットモンと対等、いや上位の存在に目指すべく人類と再び相対しなければならなかった」
正男「セカンド…、哀しい気持ちは俺も同じだ。 だがよ、それでは何も生み出さない!」
お姫様「そうよ、どちらも多くの命を失うのよ。 考え直して!」
ミュウセカンド「否っ! 生み出すのよ。 新たな世界が生まれていくことを…」
正男とお姫様の説得に耳を貸さなくなった。
ミュウセカンド「我らは!
成すべき事に突き進むべく、再び人類と戦う事を宣言する!」
人類に牙を向けると、お姫様を閉じ込めた球体を自分の下へ寄せる。
ミュウセカンド「止めたければ、全力で止めてみるがよい」
ミュウセカンドはお姫様と空へ昇って行く。
正男「待てーっ!」
お姫様「正男、私の事は構わないわ。 地上にいるペットモン達を止めてぇっ!」
お姫様は今やるべき事を正男に伝えた。 その後、空の彼方へ去って行く。
正男「最悪の出来事だ…」
どんどん悪い方向へ向かっていく…。
頭を悩ませながら、床に座り込んだ。
落ち込み、冷静になる。
正男「そうだな…、姫の言うの通り。
暴れているペットモンを抑えて行こう。
奴の事はそれからだ」
気を取り直し、姫の別宅を後にした正男。
こうして何時ものペットモン退治が
人類とペットモンと世界の主導権を巡る争いに変貌を遂げたのである。