「シャアアアアアアァァ…」
5つ目の居城を構える電気を纏う怪鳥ペットモン サンダガを打ち倒した正男。
正男「これで5つめか…」
用を済ませた正男は城の外へ出た。 そこに思わぬ展開が訪れた。
向こうから数台のトラックが砂埃を散らして、こちらへ向かって来たのである。
キャブが紫一色で塗られ、ステンレスの箱型荷台が紫色のPの文字が記されていた。
複数のトラックが正男の前に急停止すると、
箱型荷台のドアが開き、中から紫色のフードを被り、顔をサングラス、マスクで覆った男達が出て来たのだ。
正男「この機の及んでならず者の集団か?」
いかにも妖しそうな集団を前に正男は戦闘態勢を取った。
しかし、彼らは攻撃をしようとはせず、正男の前に横一列に並び出した。
正男「これは新手の戦闘スタイルなのか? それとも別の何かか?」
???「警戒はしなくていい。 今はな」
フードの集団の列の真ん中に、二つの裂くように開き出した。
その奥から紫のフードに黒のベストを付けた男が出て来た。
大人しそうな風貌だが、どうやら彼らの長のようだ。
???「大胆な登場で驚かせてしまったようだな。
君との面会をしたかったのだが、状況が状況で中々アポが取り辛かった。
丁度良いタイミングと丁度良い距離に巡った事で、こんな慌ただしい形であるが君と会う事が出来た」
正男「お前は…、コガだな? 会った事はないが、名前は知っている」
男の名はコガ。 正男にとって、どこかで聞いた事がある名前だが、戦闘の疲れからか中々思い出せずにいる。
ただ一点、思い出せたとすれば彼は行方不明だったという事だ。
コガ(???)「名前だけ覚えただけでも大変嬉しい限りだ」
正男「そうか。 面会と言ったか…」
コガ「あぁ、そうだ。 君は考えを改め、こちら側に付いてもらおうかと打診していてね」
こちら側へ付く…。
各地でペットモンが暴れている中でコガからの申し出、どう考えても、
この男達がペットモンの騒動に関わっているのではないか…?
正男「お前は善なのか? それとも悪なのか?」
コガ「君なら自身を善として位置付けている」
正男「という事はアンタは悪としての位置付けだな」
やはり、ペットモンの騒動に関わっていたようだ。
コガ「そう捉えるだろうな。 だが、誰もが俺を"悪"と見ても、俺の行いは"善"であると思っている。
俺はミウセカンドと共に、新しい秩序を作り出す為の地盤を立てているのだからな」
正男「ミウセカンドと手を取り合っているのか? そんな誘い乗る訳ねぇだろ」
コガ「いずれ乗ってくれると思うな。 君の過去を調べたぞ。
前にどうにもならない事を直面した事があるだろう。
きっと、あの時の事を思っている。 こんなの間違っていると…」
正男「何を言っているのか分からねぇが、もう一度言うぞ、お断りだ」
コガ「そうか、ならば敵対するしかないな。
だが、考えが変わったのならば、いつでも申し出るがいい。 パープル団は君を待っている」
パープル団というミウセカンドと組んだ組織は、トラックに乗り込み、正男の下から離れて行った。
正男「俺がどうにもならない事を直面しただと…? 何なんだ?」