ラギアスを撃退した正男はクリスと共に城の外へ出た。
正男「ふぅ…、クリス、疲れてはいないか?」
クリス「逆に貴方はどうなの? 疲れていそうに見えないけど」
正男「まぁ…、溜息は出るな。 最初は突然暴れたペットモンを抑える簡単な仕事だと思っていた。 だが、いざ踏み込んだら、
クリスのピカチーが真っ黒に染まって俺と敵対、ザトシの洗脳、ミウセカンドの反乱の再会…と頭の中の血管が締まるようなものばかりだった。
正直、俺はどこかで敗北するかとビクビクしながら走り回っていた。 だが、障害を乗り越え、ラギアスの撃退まで進んだ」
スマホの画面を見つめる正男。
画面には地図が映し出され、そこに暴れたペットモンが起きた場所が転々と記されていた。
正男が抑えた所には×印が記入されていた。
ラギアス撃退の時点で地図上にある暴れたペットモンが起きた場所の全てが×印が刻まれている。
クリス「あれっ…? 全て埋まっていたけど、センクウザが入っていないじゃない?」
センクウザ…、蛇のような龍の姿をした最も強いペットモン。
暴れているペットモンの一つとして目撃している。
正男「今、どこに留まっているかはキドから知らされていないんだ。 多分、奴らの手札として温存しているんだろう。
じゃあ、キドのいる街に戻るぞ」
その時、スマホが震え甲高い着信音が正男の手の中で響き渡った。
画面には「ドクター・キド」の名前の文字。 何事かと思い、通話ボタンを押す。
「おぉ…、正男か? 直ぐに掛けてくれて少しホッとしたぞ」
「どうしたのですか、ドクター!?」
ドクター・キドの声が切羽詰まっていた。
「緊急事態じゃ! 謎の男とセンクウザと大勢のペットモンを引き連れて街を襲っているのじゃ!」
「なっ…!? 分かりました、直ぐそちらに向かいます!」
至急の要請を受け取る正男。
「街が襲われているって!?」
「あぁそうだ…。 俺の行動で奴らの動きが鈍くなくなったようだ」
正男はクリスと共に急いで街へ向かって行った。